【愚かな偶像崇拝者の告白】

君の中に永遠を探していた僕は愚かな偶像崇拝者だった
君の中に永遠を探していた僕は愚かな偶像崇拝者だった

遠くに浮かぶ入道雲のように
グラウンドを吹き抜けるつむじ風のように
草むらにしゃがみ込む残照のように
それは…愚かなことだった

ソルヴェーグの歌をペールギュントは本当に聴いたのだろうか?
沈みゆく夕日をガリレイは本当に眺めたのだろうか?
大地の広さを学者たちは本当に知っていたのだろうか?
僕はいったい君の何を知っていたのだろう
その声か? その眼差しか? その匂いか? その背丈か? その性格か?
その微笑みか? その書体か? その涙か? そのスカーフか?

白く乾いたセメントの匂いが僕の胃の腑を絞り上げる
僕はどこかで君を青空か何かのように思っていたのだ

時空を超えて変わらざるもの けして揺るぐことのない岩
そう!まるでこの大地や雲のように…
つまりは僕は君のことを何も、何も…知らなかったのだ

永遠は君と共に奏でるべきものだったのに
僕は君に永遠をただ押し付けてしまっていたのだ

永遠は…飛び去った!

そしてイメージの残骸だけが取り残された
そして“死”が生まれた
そして“詩”が生まれた

君の中に永遠を探していた僕は愚かな偶像崇拝者だった
君の中に永遠を探していた僕は愚かな偶像崇拝者だった

(作詞・作曲:築秋雄)


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